普及版 字通 「瘢」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ハンバン
[字訓] きずあと・あとかた

[説文解字]

[字形] 形声
声符は般(はん)。般は盤の初文。まるく残った傷痕をいう。〔説文〕七下に「痍(きずあと)なり」、〔伝〕に「痍處(いしよ)已に(い)えて、痕るを瘢と曰ふ」とみえる。また、そばかすの類をもいう。文身の方法に、絵身(かいしん)・入墨の他に瘢痕(ばんこん)とよばれるものがあり、皮膚を刻んで文様をつけることをいう。

[訓義]
1. きずあと、あとかた。
2. そばかす、皮膚のよごれ、けがれ。

[古辞書の訓]
名義抄〕瘢 ハハクソ・キズ・カサドコロ 〔立〕瘢 キズ・ハス・ハハクソ・カサドコロ

[熟語]
瘢痍瘢夷・瘢痕瘢疵瘢迹瘢創瘢胝・瘢点瘢疣
[下接語]
求瘢・去瘢・垢瘢・索瘢傷瘢創瘢刀瘢痘瘢

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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