発信主義(読み)ハッシンシュギ

デジタル大辞泉 「発信主義」の意味・読み・例文・類語

はっしん‐しゅぎ【発信主義】

意思表示効力が発生する時期を、それが発信されたときとする主義。例えば、手紙郵便ポスト投函したときなど。→到達主義

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精選版 日本国語大辞典 「発信主義」の意味・読み・例文・類語

はっしん‐しゅぎ【発信主義】

  1. 〘 名詞 〙 法律で、隔地者に対する意思表示の効力の発生時期に関し、意思表示が発信された時にその効力を生ずるとする主義。⇔受信主義到達主義

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「発信主義」の意味・わかりやすい解説

発信主義
はっしんしゅぎ

隔地者 (離れた場所にいる者) に対する意思表示について,それが発信されたときに効力が生じるとする考え方をいう。発信とは,手紙の投函などのように意思表示が表意者の支配圏を離れることをいう。到達主義に対応する概念民法では,到達主義が原則であり (97条1項) ,契約における承諾の意思表示などについて,発信主義を認めるにとどまる (526条2項,ただし解釈上争いがある) 。

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