発途(読み)ハット

デジタル大辞泉 「発途」の意味・読み・例文・類語

はっ‐と【発途】

[名](スル)出発すること。出立
が始めて人世に―せし時」〈中村訳・西国立志編

ほっ‐と【発途】

出発すること。門出。はっと。
京師を―なす頃迄は」〈染崎延房・近世紀聞〉

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精選版 日本国語大辞典 「発途」の意味・読み・例文・類語

はっ‐と【発途】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 出発すること。いでたち。かどで。出立。発程。ほっと。〔日誌必用御布令字引(1868)〕
    1. [初出の実例]「既に発途の衣装を整へて」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉八)
  3. 物事が始まること。
    1. [初出の実例]「スコラ哲学は信仰より発途して理性を之れに和せしめんとしたる結果つひに二元の破綻となり」(出典:宗教の根本的問題(1898)〈綱島梁川〉)

ほっ‐と【発途】

  1. 〘 名詞 〙 出発すること。かどで。出立。はっと。
    1. [初出の実例]「発途 ホット タビダチ」(出典:新撰字解(1872)〈中村守男〉)

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