発震機構(読み)はっしんきこう

大辞林 第三版の解説

はっしんきこう【発震機構】

地震の震源で、岩石が破壊され地震波を発生する機構。地震波の初動分布の解析から、力の方向が直交し、大きさが等しく、断層移動の方向が逆のモーメントをもつ二組みの偶力が、急激に働くモデルが確立している。

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百科事典マイペディアの解説

発震機構【はっしんきこう】

地震発生時における震源域での力の働き方。地震波のうちP波は,その初動はどこの観測所でも同じ位相の点として明確に区別できる。この初動が震源からみて押しであるか引きであるかは震源での力の働き方を示す。各観測所の初動の向きの地図上の分布は震央を中心に直交する2本の直線で区別されることがほとんどである。これを象限型発震機構という。かつて円錐型発震機構が存在すると考えられたが,現在では広範囲に観測されたデータによって否定的である。さらにせん断型食違いによって地震が発生するという考えが明確になり,震源に働く互いに直交する2組の偶力が断層運動を起こすことが確かめられた。
→関連項目石本巳四雄地震学

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