登内遺跡(読み)のぼりうちいせき

日本歴史地名大系 「登内遺跡」の解説

登内遺跡
のぼりうちいせき

[現在地名]矢板市東泉 堀越

うち川左岸の低段丘上に所在する。弥生時代後期から平安時代の集落跡。市街地から北へ約三キロ、県道矢板―那須線(通称塩原街道)東側の田園地帯に広がる。その西端部約一ヘクタールが圃場整備事業に伴い昭和六二年(一九八七)一〇月から同六三年三月にかけて約一万平方メートルの発掘調査が実施され、弥生時代後期・古墳時代前期、奈良・平安時代の住居跡や掘立柱建物跡などが検出された。また同六〇年の確認調査では、周辺に古墳時代中期の住居跡も確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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