登時(読み)トウジ

デジタル大辞泉 「登時」の意味・読み・例文・類語

とう‐じ【登時】

[副]すぐに。即座に。もと軍隊でも用いられた。

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精選版 日本国語大辞典 「登時」の意味・読み・例文・類語

とう‐じ【登時】

  1. 〘 副詞 〙 すぐに。即時に。即座に。
    1. [初出の実例]「而乃歔欷流渧 口号斯歌 登時逝歿也」(出典万葉集(8C後)一六・三八一三・左注)
    2. 「滊櫃を装ふたる車あり、登時に火を熾(おこ)して蒸気を起し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔任昉‐奏弾劉整文〕

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普及版 字通 「登時」の読み・字形・画数・意味

【登時】とうじ

即時。直ちに。〔後漢書、方術上、解奴辜伝〕(章)、僞りて三人をして之れ(絳衣被髪、火を持ち相ひ随ふこと)を爲さしむ。(寿光)侯、三人をす。登時(即時)に地に仆(たふ)れて、氣無し。

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