白子鰻(読み)シラスウナギ

デジタル大辞泉 「白子鰻」の意味・読み・例文・類語

しらす‐うなぎ【白子×鰻】

春先に海から川に入るウナギ幼魚。体は5センチ前後で細くて透明。はりうなぎ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白子鰻」の意味・読み・例文・類語

しらす‐うなぎ【白子鰻】

〘名〙 ウナギのレプトケファルス幼生が変態し、体形は親と類似しているが、全身半透明になってから体に色素が出現するまでの間の幼魚期の称。全長五センチメートル前後。晩秋から早春にかけて黒潮にのって南日本の沿岸に群れをなして来遊し、川をさかのぼる。ウナギ養殖の大部分はこれを漁獲して池で養成する。
壁紙を貼る女(1970)〈大原富枝〉「まもなくはじまったシラスウナギ遡上は、この小さい町に、小さい革命をもってきた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android