白張の提灯(読み)しらはりのちょうちん

精選版 日本国語大辞典 「白張の提灯」の意味・読み・例文・類語

しらはり【白張】 の 提灯(ちょうちん)

  1. 油をひいてないただの白紙を張っただけで、紋などを書かない提灯。ふつう、葬礼に用いる。しらはりぢょうちん。
    1. [初出の実例]「葭簀張(よしずばり)小屋に早桶を置き、白張の提灯、人相書を張り」(出典歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕)
  2. ( 白張の提灯には紋がないところから、「文(もん)なし」にかけて ) 金銭を持っていないこと。
    1. [初出の実例]「幾ら上りたくっても、白張(シラハリ)の提灯(チャウチン)で、文なしでは仕様がねえ」(出典:歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 もん 初出

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む