白木原村(読み)しらきばるむら

日本歴史地名大系 「白木原村」の解説

白木原村
しらきばるむら

[現在地名]大野城市白木原一―五丁目・白木原・東大利ひがしおおり一丁目・同三丁目・中央ちゆうおう一丁目・瓦田かわらだ三丁目

瓦田村の南、御笠みかさ川左岸にある。日田街道北西から南東へ通る。村名の由来について、「続風土記拾遺」は白木は新羅のことで、韓人の館があったことによるとする。明応八年(一四九九)正月二四日の前欠光明寺寺領注文案(太宰府天満宮文書/大宰府・太宰府天満宮史料一四)では、「白木原」の八反が光明こうみよう(現太宰府市)領として書上げられている。小早川時代の指出前之帳では白木原村は田一〇町六反余(分米一〇五石余)・畠一町余(分大豆五石余)。慶長六年(一六〇一)三月一八日には白木原村一五二石余が久野二右衛門(重綱)の給知となる(「黒田長政知行目録」久野家文書)


白木原村
しらきばるむら

[現在地名]大田村白木原

俣見またみ村の北に位置し、白木原川が流れる。小倉藩元和人畜改帳に村名がみえ、両子久左衛門手永の長岡市式部少殿知行分として高一九九石余で、家数三九のうち本百姓・小百姓一四、庭屋・牛屋など二四、男三九(うち名子五)・女三六、牛一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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