日本歴史地名大系 「白浜遺跡」の解説
白浜遺跡
しらはまいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
青森県八戸(はちのへ)市鮫(さめ)町字姥懐(うばふところ)(旧大字白浜)に所在する縄文時代の遺跡。太平洋へ向かって突出する葦毛(あしげ)崎(鮫角(さめかど))の南に続く、標高約30メートルの海岸段丘斜面に位置し、東北地方北部における縄文時代最古の土器の標準遺跡として知られる。
1951年(昭和26)慶応義塾大学などによって発掘調査が行われ、アナダラ属などの二枚貝を用いた貝殻腹縁文(ふくえんもん)、貝殻条痕(じょうこん)文、刺突(しとつ)文を有する尖底深鉢(せんていふかばち)形土器のほか、無柄石鏃(むへいせきぞく)、石槍(いしやり)、篦(へら)状石器、トランシェ(直刃斧)様石器なども出土している。土器は白浜式と称し、縄文早期中葉に位置づけられており、北海道の渡島(おしま)半島から関東地方に広がった貝殻文土器文化の主要遺跡として重要である。
[村越 潔]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加