事典 日本の地域ブランド・名産品 「白石温麺」の解説
白石温麺[加工食品]
しろいしうーめん
白石市で製造されている。江戸時代の元禄年間(1688年〜1704年)、胃病を患う父のため、息子が旅の僧から油を使わない麺があることを聞き、苦心の末に小麦粉と塩水から造る麺を完成させた。この麺は滋養に富み、消化も良かったため、父の胃病はたちまち回復。温かい思いやりからできたこの麺は温麺と名づけられた。白石城下を流れる清水と清浄な空気が製麺に適していたと考えられる。300年余りに及ぶ伝統をもつ温麺は、ゆでやすく食べやすいことから定評を得ている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報