百味講(読み)ひゃくみこう

精選版 日本国語大辞典 「百味講」の意味・読み・例文・類語

ひゃくみ‐こう【百味講】

〘名〙 信者が集まって、信仰する寺院百味供物を供えること。また、その集まり。江の島弁財天成田不動尊浅草観音などで行なわれた。百味。
滑稽本・江之島土産(1809)二「『百味講(ヒャクミコウ)たアなんだもし』『ナニサ弁天さまの講中から百いろの供物をあげることさ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android