精選版 日本国語大辞典 「百味」の意味・読み・例文・類語 ひゃく‐み【百味】 〘 名詞 〙① さまざまの美味、珍味。多くの料理。また、そのような食物を仏前に供えること。百味の飲食(おんじき)。[初出の実例]「八音寥亮奏、百味馨香陳」(出典:懐風藻(751)侍宴〈刀利康嗣〉)「偉(たたは)しく百味を備(まう)けて、門の左右に祭り、疫神に賂ひて饗す」(出典:日本霊異記(810‐824)中)[その他の文献]〔曹植‐求自試表〕② 「ひゃくみこう(百味講)」の略。[初出の実例]「江戸の百味講(ヒャクミ)の蒔銭を当に小皿の一文字」(出典:歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)三幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例