百岡村(読み)ももおかむら

日本歴史地名大系 「百岡村」の解説

百岡村
ももおかむら

[現在地名]金ヶ崎町永栄ながさかえ

永沢ながさわ村の南東に位置し、胆沢川と永沢川に挟まれた地域を占める。永沢村から当地にかけては、中世には柏山氏の本拠地。永正四年(一五〇七)一一月二六日の葛西左衛門尉宛行状(奥州葛西文書)によると、百岡郷などの一七〇貫文が馬籠長之助に与えられている(ただしこの文書は検討を要する)。寛永一九年(一六四二)の百岡村検地帳(県立図書館蔵)によれば、田方六七町五反余・代八六貫八九六文、畑方一五町一反余・代一〇貫四五二文、茶畑一畝余・代二九文、名請人数四五。正保郷帳では田方八六貫八九六文・畑方一〇貫三四二文、ほかに新田高一三七文。「安永風土記」では田九〇貫四八五文・畑一一貫七二九文(うち茶畑二七文)、うち蔵入七五貫三五〇文・給所二六貫八六四文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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