デジタル大辞泉 「百福荘厳」の意味・読み・例文・類語 ひゃくふく‐しょうごん〔‐シヤウゴン〕【百福▽荘厳】 仏語。100の福徳によって飾られた仏の三十二相。一つ一つが100の福徳を積んだ結果であることからいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「百福荘厳」の意味・読み・例文・類語 ひゃくふく‐しょうごん‥シャウゴン【百福荘厳】 〘 名詞 〙 仏語。仏の三十二相の一つ一つが百福で荘厳されたことをいう。「百福」とは百思のことで初心とその成就との前後の五十思をあわせたもの。五十思とは不殺生などの十善業に、たとえば離殺などの五つの思いがそれぞれあるとして五〇と数えたもの。一々の相がそれぞれ初心の五十思とそれが成就満足した五十思の百思によって完成したとする。[初出の実例]「慈悲の心を以て百福㽵厳の御手を延て沙門を受取給て」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)[その他の文献]〔法華経‐方便品〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例