皂莢(読み)サイカチ

デジタル大辞泉 「皂莢」の意味・読み・例文・類語

さいかち【皂莢】

マメ科の落葉高木。山野河原自生。幹や枝に小枝の変形したとげがある。葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉。夏に淡黄緑色の小花を穂状につけ、ややねじれた豆果を結ぶ。栽培され、豆果を石鹸せっけん代用に、若葉食用に、とげ・さやは漢方薬にする。名は古名西海子さいかいしからという。 実=秋 花=夏》夕風や―の実を吹き鳴らす/露月

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 西海子

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android