的的(読み)てきてき

精選版 日本国語大辞典 「的的」の意味・読み・例文・類語

てき‐てき【的的】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 明らかなさま。
    1. [初出の実例]「的々星菓、今告」(出典性霊集‐八(1079)林学生先考妣忌日造仏飯僧願文)
    2. 「かつ山がざしきの風流、的々(テキテキ)として明月輝き」(出典:洒落本・一事千金(1778)二)
    3. [その他の文献]〔淮南子‐説林訓〕
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 )
    1. 仏語仏法内容の明らかで正しいこと。その正しさ。
      1. [初出の実例]「仏法も正法の的々(テキテキ)は」(出典:俳諧・破邪顕正返答(1680))
      2. [その他の文献]〔臨済録〕
    2. ( ━する ) ⇒てきてき(嫡嫡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「的的」の読み・字形・画数・意味

【的的】てきてき

明白。

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