デジタル大辞泉 「皿石」の意味・読み・例文・類語 さら‐いし【皿石】 阿蘇中岳の火口周辺でみられる皿状になった火山弾。火山灰などの固結した板状の岩片を溶岩の薄い皮膜が包んでいるものが多い。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「皿石」の意味・読み・例文・類語 さら‐いし【皿石】 〘 名詞 〙 火口の周辺に見出される皿のような形をした溶岩片。径数センチメートルの板状で、縁がめくれた形をしたもの。阿蘇山中岳火口付近に多い。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
岩石学辞典 「皿石」の解説 皿石 阿蘇中岳に見られ,皿状の火山弾である.その多くは中に固結した火山灰などの扁平な岩石片を含んでおり,その上を熔岩の薄い被膜が覆っている[片山ほか : 1970].縁が盛り上がっているホットケーキ(パンケーキ)状火山弾で,火山から火山灰の地表に放出されたものである.衝撃によって下面は滑らかで縁は盛り上がるようになる[Harada : 1927]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報