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火山弾 かざんだん volcanic bomb

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火山弾
かざんだん
volcanic bomb

火山活動によって,まだ流動性をもっている溶岩の破片が空中に放出されて,大気中で固結し,特有の外形をとるようになったもの。多くは紡錘形,楕円体形あるいは球形。

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デジタル大辞泉の解説

かざん‐だん〔クワザン‐〕【火山弾】

火山砕屑物(さいせつぶつ)の一。噴出されたマグマが空中で固結したもので、楕円形・紡錘形など特定の形を示す。

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百科事典マイペディアの解説

火山弾【かざんだん】

火山放出物で,一定の外形または内部構造を有する岩片。火口から投げ出され,空中を飛行中または落下時に変形して一定の形をとる。紡錘状,リボン状,牛糞(ぎゅうふん)状,パン皮状等の種類がある。
→関連項目火山砕屑岩

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岩石学辞典の解説

火山弾

粗粒な本質火山砕屑物の一種で,空中に放出された時点ではまだ完全に固化しておらず可塑性をもっている.外形がほぼ定まった後に冷却に伴う固化や発泡が行なわれるので,特徴的な表面紋様や外形に調和した内部構造をもつ.粘性の違いや大きさによって種々の外形を生じる.これらの形態は可塑性の熔岩片が噴火口から放出され空中を飛行して地上に落下するまでの間に生じるので,球状,楕円状,棒状,紡錘形,板状など様々でる.大きさは一般に拳大から人頭大であるが,時にはるかに大きいものもある[片山ほか : 1970, 渡辺編 : 1935].

火山弾

火山砕屑物の中で平均径が64mm以上[Fisher : 1961]あるいは32mm[Wentorth & Williams : 1932]のもの.火山弾は形状や表面構造から一部または全部が熔融した状態で火口から放出されたものである.

火山弾

マグマ質物質の塊あるいは岩片で火山から放出されたもの.これらはマグマが空中に放出された時に一部または全部が完全には固化していないために,回転体,回転楕円体,楕円体,円盤状,紡錘形など様々な形となる.表面の模様や内部の構造はこれらが空中を飛んでいる間の条件に関係している.着地したときに塑性を保っていたかどうかによって形状も異なる.岩片の大きさは32~4mmを火山礫といい,32mm以上の破片を火山弾という[Wentworth & Williams : 1932, Blyth : 1940, 片山ほか : 1970].

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世界大百科事典 第2版の解説

かざんだん【火山弾 volcanic bomb】

火山放出物の一種で,高温のマグマの破片が可塑性を保った状態で火口から投げ出されたもの。空中を飛行する間に,特有の外形,表面の模様,内部構造をもつようになる。たとえば紡錘状,リボン状,球状,皿状の外形をもち,また表面が急冷され,緻密な皮殻をつくり,内部はゆっくり冷えたため発泡してスポンジ状になった構造などが代表的である。日本の安山岩質火山に多く見られるパン皮火山弾は後者の例で,直径が最大数mのものまである。

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大辞林 第三版の解説

かざんだん【火山弾】

火山噴出物の一種で、未凝固のマグマが火口から噴き出されて空中で固結したもの。紡錘状・楕円体状・扁平状など種々の形がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火山弾
かざんだん

火山爆発で噴出された溶岩片のなかで、特徴のある形や構造をもつ火山岩塊(直径64ミリメートル以上)や火山礫(れき)(直径64~2ミリメートル)をいう。火山砕屑物(さいせつぶつ)の一種で、流動性を多少とも保持したまま、空中を飛ばされて生じる。流動性の大きい玄武岩質溶岩ではサツマイモ状の紡錘状火山弾、粘り強い安山岩質溶岩では亀裂(きれつ)が多いパン皮状火山弾がよくみられる。そのほか球状、棒状、板状などの火山弾もある。[諏訪 彰]

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