盈満(読み)エイマン

デジタル大辞泉 「盈満」の意味・読み・例文・類語

えい‐まん【×盈満】

[名・形動ナリ]物事が満ちあふれること。また、そのさま。盈溢えいいつ
「是星の―なる形を見るは」〈暦象新書・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「盈満」の意味・読み・例文・類語

えい‐まん【盈満】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事が満ち足りること。欠けたところがないこと。また、そのさま。盈溢(えいいつ)
    1. [初出の実例]「此御堂事、大略盈満于四海、人別営此事」(出典玉葉和歌集‐承安三年(1173)九月九日)
    2. 「充塞盈満(エイマン)して悲渧苦悩す」(出典:私聚百因縁集(1257)一)
    3. [その他の文献]〔史記‐春申君伝〕

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普及版 字通 「盈満」の読み・字形・画数・意味

【盈満】えいまん

みちる。充満。〔史記、春申君伝〕本國殘(そこ)なはれ、稷壞(やぶ)る。鬼傷し、血する無し。人民、生を聊(たの)しまず。族離散し、して僕妾と爲るに盈滿す。

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