盈虚(読み)エイキョ

デジタル大辞泉 「盈虚」の意味・読み・例文・類語

えい‐きょ【×盈虚】

月が満ちたり欠けたりすること。盈虧えいき
栄えることと衰えること。

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精選版 日本国語大辞典 「盈虚」の意味・読み・例文・類語

えい‐きょ【盈虚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 満ちていることと、むなしいこと。充実と空虚。また、栄枯得失などにいう。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「戦時は気勢の盈虚(〈注〉ミチルトカケル)に懸かる」(出典:浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉五七)
    2. [その他の文献]〔易経‐豊卦〕
  3. 月の満ち欠け。盈虧(えいき)
    1. [初出の実例]「上天開象、両曜以之盈虚」(出典日本後紀‐延暦二三年(804)六月甲子)
    2. [その他の文献]〔張‐寄友人詩〕

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普及版 字通 「盈虚」の読み・字形・画数・意味

【盈虚】えいきよ

みちかけ。盈欠。〔易、豊、彖伝〕日、中すれば則ち(かたむ)き、盈(み)つれば則ち(しょく)す。天地の盈は時と息す。而るを況(いは)んや人に於てをや。

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