日本歴史地名大系 「益原村」の解説 益原村ますばらむら 岡山県:和気郡和気町益原村[現在地名]和気町益原和気村の北、吉井川左岸に開けた平地にある。西は吉井川を挟んで磐梨(いわなし)郡田原上(たわらかみ)村。北東の才(さい)ノ峠を越えると日笠下(ひかさしも)村へ至る。古代の和気郡益原郷(和名抄)の遺称地とされる。正和三年(一三一四)安養(あんよう)寺の鎮守社である山王七社に灯油料として、「新田御庄益原日笠分小依次名畠」一反が寄進され、文保二年(一三一八)にも再寄進されている(同年一一月八日「藤原政貞寄進状」安養寺文書など)。慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に村名がみえ、物成七七石余、夫米四石余。寛永備前国絵図に村名がみえ、正保郷帳によると高三一二石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by