朝日日本歴史人物事典 「益子金蔵」の解説
益子金蔵
生年:天明6(1786)
江戸後期のこんにゃく製造方法の改良家。常陸国(茨城県)久慈郡上野宮村の豪農の家に生まれる。嘉永4(1851)年水車の杵に「あおり板」を取り付けることにより,良質のこんにゃく精粉が得られる方法を発明。水戸藩主はその功を賞して,墨付き小柄小刀を与えた。<参考文献>菊池勝次「蒟蒻精粉改良の功績者・益子金蔵」(『大子史林』2号)
(長谷川伸三)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報