日本歴史地名大系 「盛雲院」の解説 盛雲院せいうんいん 青森県:弘前市弘前城下西茂森町盛雲院[現在地名]弘前市西茂森町一丁目西茂森(にししげもり)町禅林街三十三ヵ寺の一つ。宗徳(そうとく)寺を主座とする下寺のなかにある。恵林(けいりん)寺と川龍(せんりゆう)院の間に位置。金竜山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。もと耕春(こうしゆん)院末寺。開山は性山善種。開基は不詳。長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、乳井(にゆうい)村にあったとあり、開基を元亀二年(一五七一)とする。寺伝によれば、開基は弘前藩重臣乳井美作建定とその室である二代藩主津軽信枚の娘とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報