デジタル大辞泉
「盤根錯節」の意味・読み・例文・類語
ばんこん‐さくせつ【盤根錯節】
1 曲がりくねった根と、入り組んだ節。
2 複雑で、処理や解決の困難な事柄。「派閥間の盤根錯節を処断する」
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ばんこん‐さくせつ【盤根錯節】
〘名〙
① わだかまった根と、入り組んだ節(ふし)。
② 込みいって処理するのに困難な事柄。また、入り組み、込みいっている
状態。盤根。
※両足院本山谷抄(1500頃)
一八「
一義に蟠根錯節の心ぞ。六借しき事を云いかけ何んとするを云ぞ」 〔
後漢書‐虞詡伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
盤根錯節
曲がりくねった木の根と、入り組んだ木の節。転じて、こみいって処理に困難な事柄のたとえ。
[使用例] 盤根錯節を物ともしないそのまれな気質を[島崎藤村*夜明け前|1932~35]
[解説] 「盤」は丸く曲がること。「錯」は入りまじり乱れること。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報