目潰(読み)めつぶし

精選版 日本国語大辞典 「目潰」の意味・読み・例文・類語

め‐つぶし【目潰】

〘名〙
① 鳥を捕えるために、とりもちをつけた細棒。もち竿。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 砂・灰などを打ちつけて、相手の目をくらますこと。また、それに用いるもの。
読本椿説弓張月(1807‐11)前「いづ地ともなく飛ゆきしは、この砂を衒(ついばみ)来て、猴(さる)の眼(メ)つぶしにせんが為なり」

め‐つぶれ【目潰】

〘名〙
① 目が潰れること。また、目の潰れた人。
※両足院本山谷抄(1500頃)六「子夏丘明は、どれも目つぶれぞ」
物事の鑑識力がないこと。また、その人。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)一「これ眼つぶれ、此女中は忝もうぬが小銭で買ふ様な売物でない」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「目潰」の解説

目潰 (メツブシ)

植物ホコリタケ科の腹菌類,薬用植物オニフスベ別称

目潰 (メツブシ・メツブレ)

植物。ホコリタケ科のキノコ。ホコリタケの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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