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相博状 そうはくじょう

世界大百科事典 第2版の解説

そうはくじょう【相博状】

日本の古代から中世にかけて,財物の交換が行われたとき当事者が互いに相手に渡す(交換する)文書。その様式は一般的にいえば,まず〈相博〉と頭書し,行をかえ交換する己の財物を記し,次に己の財物の由来,相手の財物と交換する理由などを記し,年月日を記し署判をする。実例1《京都大学所蔵東大寺文書》 相博  敷地伍間在東大寺北御門東辺 右件地者,伴寺領内荒野空閑地也僧慶行賜彼寺判行領掌之。爰教厳為建立住房買取処也,而依有要用,相博于藤原姉子之三間二面之小庇屋一宇処也,仍為向後証験,立新券文之状,如件  仁平元年(1151)四月廿四日 僧教厳(略押) 実例2《高野山文書又続宝簡集52》 相博渡 田地立券文事  合壱段陸拾歩者 在紀伊国伊都郡高野政所河北方丹生室東 右田地者忍昇相伝之私領也,而依有便宜所望習学房之所領和泉国南郡加守郷(中略)合壱反弐佰陸拾歩相博了,仍(中略)新立放券文之状如件  貞応二年(1223)五月日 僧忍昇(花押) 【平山 行三】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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