相即(読み)ソウソク

デジタル大辞泉 「相即」の意味・読み・例文・類語

そう‐そく〔サウ‐〕【相即】

[名](スル)
仏語事物の働きが自在に助け合い融け合っていること。
二つ物事が密接に関わり合っていること。「相即する文化言語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相即」の意味・読み・例文・類語

そう‐そくサウ‥【相即】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。二つのものが差別なく一つに融けあっていること。煩悩即菩提などの関係。即。
    1. [初出の実例]「明法・法相即」(出典:勝鬘経義疏(611)摂受正法章)
    2. 「二法すでに定相あり。相即義たたず、即といは、当體の不二を云也」(出典:梵舜本沙石集(1283)五本)

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