相合村(読み)あいおうむら

日本歴史地名大系 「相合村」の解説

相合村
あいおうむら

[現在地名]吉田町相合

山部やまべ村の西に位置し、東南は山部川を境に吉田村に接し、吉田より高田郡北部ならびに山県郡東部への往還が通る。「芸藩通志」に「広四町余、袤一里余、村内山多し、離郷印内は北の山門にあり、本郷は南により、西は平田にて隣村に続く」とある。中世には吉田・山部などとともに吉田郷とよばれ、毛利氏が郡山こおりやま城に拠って以来、弘元の代まで毛利一族の下屋敷が集められていた。明応七年(一四九八)一〇月七日付の毛利弘元の書状(「閥閲録」所収宍戸藤兵衛家文書)宛先に「あいあふひがしの大かたどのへ」とあり、「相合手づくりのうち一町八反を梅千代に遣はす」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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