日本歴史地名大系 「郡山城下」の解説
郡山城下
こおりやまじようか
〔藩主の異動〕
近世の郡山藩は筒井氏・豊臣氏・増田氏時代に建設され、関ヶ原の戦で増田長盛が西軍に荷担し、所領没収のうえ、一時廃城となった。
大坂の陣後、元和元年(一六一五)三河国
翌九年甲斐国甲府から柳沢吉里(一五万石)が入封し、以後
〔町場の形成〕
「多聞院日記」によると天正一二年(一五八四)頃から郡山市が賑い、奈良の僧が塩などの購入に出向くほどであった。二月一五日条に「味噌ノ用ニ塩郡山市ヘ買ニ下了、米一斗ニシヲ一斗六升ツヽ買テ来」、一二月二五日条に「郡山市ニテ、モンメン御フクニ七丈一尺ヲ六百六十文ニ買了、シヲ三百文ニ四斗五升、コ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報