相対論的粒子(読み)そうたいろんてきりゅうし(その他表記)relativistic particle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「相対論的粒子」の意味・わかりやすい解説

相対論的粒子
そうたいろんてきりゅうし
relativistic particle

光速度に近い速さで運動している粒子。このような高速粒子の運動はニュートン力学ではもはや記述できず,相対論的力学に従う。相対論的粒子では,その質量静止質量に比べ著しく増大し,また時計の遅れにより粒子の寿命が長くなるなど,いわゆる相対論的効果が顕著になる。高速で地球に入射する宇宙線は相対論的粒子の一例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android