相撲草(読み)すもうぐさ

精選版 日本国語大辞典 「相撲草」の意味・読み・例文・類語

すもう‐ぐさ すまふ‥【相撲草】

〘名〙
植物すみれ(菫)」の異名。《季・春》
※俳諧・誹諧発句帳(1633)春「さあこされ芝居てとらんすまふ草〈一村〉」
② 植物「おひしば(雄日芝)」の異名。《季・秋》
※俳諧・文政句帖‐六年(1823)八月門先や角力艸のひとり立」
③ 植物「めひしば(雌日芝)」の異名。《季・秋》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

すまい‐ぐさ すまひ‥【相撲草】

〘名〙
① 植物「おぐるま(小車)」の異名。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
② 植物「おひしば(雄日芝)」の異名。《季・秋》
順集(983頃)「ことのははこはくみゆれどすまひ草つゆにはうつる物にざりける」

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デジタル大辞泉 「相撲草」の意味・読み・例文・類語

すまい‐ぐさ〔すまひ‐〕【相撲草】

植物の名。オグルマまたはオヒシバという。
「ひくには強き―かな」〈金葉・雑下〉

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動植物名よみかた辞典 普及版 「相撲草」の解説

相撲草 (スモウグサ)

植物。スミレ科の無茎性多年草,園芸植物,薬用植物スミレ別称

相撲草 (スマイグサ)

植物。イネ科一年草。オヒシバの別称

相撲草 (スモウグサ)

植物。イネ科の一年草。メヒシバの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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