真乙姥御嶽(読み)まいちいばーおん

日本歴史地名大系 「真乙姥御嶽」の解説

真乙姥御嶽
まいちいばーおん

[現在地名]石垣市新川

石垣中学校の南に隣接する。御嶽の周囲は数十センチの高さの石垣で囲われ、境内にはフクギアコウ大木が生えている。マイチィバーオンとよぶ。弘治一三年(一五〇〇)のオヤケアカハチ事件で首里王府軍に協力した長田大主の妹真乙姥を祭神とし、その墓を御嶽としたもの。航海安全を守護する御嶽とされる。御嶽は南面し、鳥居を入るとすぐに神庭となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android