真文(読み)シンモン

デジタル大辞泉 「真文」の意味・読み・例文・類語

しん‐もん【真文】

仏・菩薩ぼさつの説いた文句。しんぶん。
梵字で書かれた経文梵文

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精選版 日本国語大辞典 「真文」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぶん【真文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本物文章原文
    1. [初出の実例]「已彌為神威、増為繁栄、於当社御宝前、講最勝妙典之真文」(出典東大寺文書‐応安六年(1373)六月・東大寺八幡宮最勝十講講師間者請定)
  3. しんぶんきん(真文金)」の略。
  4. しんもん(真文)

しん‐もん【真文】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏・菩薩の説いた文句。また、梵字で書かれた経文。梵文(ぼんぶん)
    1. [初出の実例]「於是尊像既成、暫闕香花之供、真文未発、纔存紙墨之儲」(出典:菅家文草(900頃)一二・木工允平遂良為先考、修功徳、兼賀慈母六十齢願文)
    2. 「六喩般若の真文を写して、彼追善にぞ擬されける」(出典:太平記(14C後)二七)
    3. [その他の文献]〔唐高宗‐術聖記〕

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