真盛り(読み)マサカリ

デジタル大辞泉 「真盛り」の意味・読み・例文・類語

ま‐さかり【真盛り】

まっさかり」に同じ。
山里は今を春の―である」〈木下尚江良人の自白

み‐さかり【真盛り/方】

[名・形動ナリ]《「みざかり」とも》ちょうどさかりであること。まっさかり。
豊玉姫、―にこうむとき竜になりぬ」〈神代紀・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真盛り」の意味・読み・例文・類語

み‐さかり【真盛・方】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「みざかり」とも ) 盛んであること。ちょうどさかりであること。また、そのさま。まさかり。まっさかり。真最中
    1. [初出の実例]「豊玉姫、方(ミサカリ)に産(う)むときに、龍(たつ)に化為(な)りぬ」(出典日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))
    2. 「その門流も多く、今かやうに真盛(ミサカリ)と相成り」(出典:古道大意(1813)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む