デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「矢代耕一郎」の解説 矢代耕一郎 やしろ-こういちろう 横光利一の小説「旅愁」の主人公。建設会社の調査員。パリにむかう船上で宇佐美千鶴子と知りあいひかれる。西欧の歴史や文化を見聞するが,その合理主義思想に懐疑をふかめ,カトリック信者である千鶴子との結婚もためらう。古神道にのめりこみ,苦悩のすえに千鶴子と婚約する。小説は昭和12年から「東京日日新聞」で連載,未完。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例