矢木村(読み)やぎむら

日本歴史地名大系 「矢木村」の解説

矢木村
やぎむら

[現在地名]砺波市矢木

高道たかんどう村の東にあり、北はみや村。千保せんぼ川跡の左岸に位置する。地名の由来について、「越の下草」には当地諏訪明神の森に古木の榎があり、昔大伴家持が狩を行ったとき彼が放った矢が何度試してもこの榎にあたったことから、矢木と称するようになったという里伝を載せる。また大門おおかど村に昔王様がいたとき矢竹林となったことから、矢木村と称したとも伝える(貞享元年「村名由緒書上」加越能文庫)


矢木村
やぎむら

[現在地名]金沢市矢木一―三丁目

矢木荒屋やぎあらや村の北東手取川扇状地の北扇端に位置する。正保郷帳では高三五二石余、田方二二町三反余・畑方一町一反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高三七八石・免四ツ六歩(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数三・百姓数六(高免付給人帳)。宝永五年(一七〇八)の家数一〇・人数八二で、馬七(「高免家数等覚帳」後藤文書)。寛延三年(一七五〇)頃には商品作物として茄子を栽培していた(「組下巨細帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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