知略(読み)チリャク

精選版 日本国語大辞典 「知略」の意味・読み・例文・類語

ち‐りゃく【知略・智略】

  1. 〘 名詞 〙 才知に富んだ計略。また、うまくはかりごとをめぐらすこと。知謀。
    1. [初出の実例]「此皆当土俊傑、智略過人」(出典:家伝(760頃)上)
    2. 「ナポレオンの智略に圧倒せられて」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔北斉書‐高乾〕

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普及版 字通 「知略」の読み・字形・画数・意味

【知略】ちりやく

智謀策略。〔漢書、伍被伝〕(淮南)王曰く、夫(か)の(れう)太子は、知略不世出にして、常人に非ざるなり。以爲(おも)ふに列侯は、皆沐猴(もくこう)(猿)にして冠するが如きのみ。

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