20世紀日本人名事典 「石倉小三郎」の解説
石倉 小三郎
イシクラ コサブロウ
大正・昭和期の音楽評論家,ドイツ文学者 相愛女子短期大学教授・音楽科長。
- 生年
- 明治14(1881)年6月15日
- 没年
- 昭和40(1965)年10月30日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文科大学独文学科〔明治37年〕卒
- 経歴
- 東京音楽学校講師を振り出しに、第四、第八、第七各高等学校教授を経て、昭和7〜16年高知、大阪各高等学校校長。さらに16〜21年大阪理工科大学予科長、27年相愛女子専門学校教授、28年から同女子短期大学教授・音楽科長となった。また27〜31年音楽学会関西支部長を務める。音楽とドイツ文学の著作が多く、またゲーテや他の文学作品の翻訳、シューマン「流浪の民」などドイツ歌曲の翻訳が多い。著書に「西洋音楽史」「ファウスト解説」「ゲーテと音楽」「グスターフ・マーラ」「音楽学概説」「リッヒャルト・シュトラウスの劇作品」(遺稿)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報