石台(読み)セキダイ

デジタル大辞泉 「石台」の意味・読み・例文・類語

せき‐だい【石台】

植木鉢の一。長方形の浅い木箱の四隅取っ手をつけ、盆景を作ったり、盆栽を植えたりする。
石の台座銅像などの台。

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精選版 日本国語大辞典 「石台」の意味・読み・例文・類語

せき‐だい【石台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 長方形の浅い木箱の四すみに把手(とって)をつけた植木鉢。箱庭を作ったり、盆栽を植えたりするのに用いた。
    1. 石台<b>①</b>〈金生樹譜別録〉
      石台〈金生樹譜別録〉
    2. [初出の実例]「朽たる木をもえる丸太舟〈正友〉 石台や水縁にしてあきらか也〈一朝〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)
  3. 石の台座。銅像などの台石。
    1. [初出の実例]「涙もおちて談(ことば)もなく、むなしき石台にぬかづきて」(出典:俳諧・芭蕉庵小文庫(1696)伊賀新大仏之記)
  4. 石のうてな。石の台。〔王建‐逍遙翁渓亭詩〕

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