石塚喜久三(読み)イシヅカキクゾウ

デジタル大辞泉 「石塚喜久三」の意味・読み・例文・類語

いしづか‐きくぞう〔‐キクザウ〕【石塚喜久三】

[1904~1987]小説家北海道の生まれ。国民学校教員ののち、内モンゴルに渡る。「纏足チャンズウの頃」で芥川賞受賞戦後作品に「花の海」「肉体の山河」など。

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20世紀日本人名事典 「石塚喜久三」の解説

石塚 喜久三
イシヅカ キクゾウ

昭和期の小説家



生年
明治37(1904)年9月5日

没年
昭和62(1987)年10月1日

出生地
北海道小樽市花園町

学歴〔年〕
函館師範〔昭和4年〕卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第17回)〔昭和18年〕「纏足の頃」

経歴
小樽国民学校教員を経て渡蒙。華北交通張家口鉄路局に勤務し、蒙疆文芸懇話会幹事となる。昭和18年「纏足の頃」で芥川賞を受賞。戦後も「花の海」「回春室」「肉体山河」などを刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石塚喜久三」の解説

石塚喜久三 いしづか-きくぞう

1904-1987 昭和時代の小説家。
明治37年9月5日生まれ。郷里の北海道小樽市の国民学校教員をへて,内モンゴルにわたり,華北交通張家口鉄路局に勤務。かたわら蒙疆文芸懇話会幹事をつとめ,昭和18年「纏足の頃」で芥川賞。戦後も「花の海」「肉体の山河」などを発表した。昭和62年10月1日死去。83歳。函館師範卒。

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