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石塚式食養法 いしづかしきしょくようほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石塚式食養法
いしづかしきしょくようほう

石塚左玄 (1850~1909年) が退役後組織した大日本食養会によって唱えた食養医学をいう。石塚は初め漢方医であったが,のちに西洋医学を学び,医師と薬剤師の資格を得,陸軍の医務関係の仕事につき,陸軍少将,薬剤監で退役,今日の各種玄米菜食運動の祖となった。主著に『化学的食養長寿法』 (1896年) があり,食物中の二塩と脂肪の3者の調和配合が大切だと述べている。この二塩とは,カリ塩とナトリウム塩のことで,カリ塩は植物性食品に含有される灰汁 (あく) 気で陰性の塩,ナトリウム塩は山海より産する塩および動物性食品に含有される塩気で陽性の塩としている。その食養法の大略は,以下のとおり。 (1) 主食物は半つき米が最もよい。 (2) 副食物は,四季おりおりの野菜または海藻類に,植物性油を加味して,十分これを鹹 (から) めに煮しめたものがよい。 (3) 動物性食品類を食する時には,野菜七分肉類三分の取り合せにする。 (4) 香の物は古漬物を用い,毎食つとめて適宜にこれを食する。 (5) 飯七分菜三分の割合で,腹八分目に食する。 (6) 間食 (果物,甘味類,茶,酢の物など) は,つとめてこれを摂取しない。

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