朝日日本歴史人物事典 「石川半山」の解説
石川半山
生年:明治5.8.17(1872.9.19)
明治大正時代のジャーナリスト。本名安次郎。筆名呑海,城北隠士。旧備中藩(岡山県)藩士石川彦衛の次男。慶応義塾卒業後,『庚寅新誌』の記者となる。明治27(1894)年,『信濃日報』主筆となる。上京後,『中央新聞』『毎日新聞』『報知新聞』を経て,45年『東京朝日新聞』に入社し,憲政擁護の立場から大正デモクラシーの論陣を張った。大正3(1914)年,『万朝報』へ移る。13年,憲政党から衆院議員となった。<著作>『粛親王伝』<参考文献>田熊渭津子「石川半山年譜」(明治文学全集92巻),「石川安次郎関係文書」(『国家学会雑誌』89巻3~8号)
(井川充雄)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報