石川太刀雄丸(読み)イシカワ タチオマル

20世紀日本人名事典 「石川太刀雄丸」の解説

石川 太刀雄丸
イシカワ タチオマル

昭和期の病理学者 金沢大学がん研究所長;金沢医科大学教授



生年
明治41(1908)年3月29日

没年
昭和48(1973)年10月19日

出生地
富山県

学歴〔年〕
京都帝国大学医学部〔昭和6年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
京大病理学教室で清野謙次教授に師事。昭和11年京大講師、13年陸軍技師として渡満、流行出血熱、森林ダニ脳炎などを発見、研究した。18年金沢医科大学教授、43〜45年同大がん研究所長を併任、のち同大学評議員務め、48年退職した。この間、実験病理学、発生学、免疫学、実験腫瘍学、東洋医学など多方面にわたってユニークな研究を行った。著書に「内臓体壁反射」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川太刀雄丸」の解説

石川太刀雄丸 いしかわ-たちおまる

1908-1973 昭和時代の病理学者。
明治41年3月29日生まれ。石川日出鶴丸の子。昭和13年陸軍技師として満州(中国東北部)にわたり,流行性出血熱,森林ダニ脳炎の研究にあたる。18年金沢医大教授となり,のち後身の金沢大の教授,同大がん研究所長。昭和48年10月19日死去。65歳。富山県出身。京都帝大卒。著作に「内臓体壁反射」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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