最新 地学事典 「石川山ペグマタイト」の解説
いしかわやまペグマタイト
石川山ペグマタイト
Ishikawayama pegmatite
福島県石川郡玉川村,石川町と須賀川市(旧大東村)一帯に分布。中生代後期の雲母花崗閃緑岩,黒雲母花崗岩がつくる準平原状の台地にあり,後者と成因的に関連ある脈状~塊状のペグマタイト。大正初期から1970年代まで主に珪石・長石を対象に稼行。加えて1936~45年には巨晶黒雲母帯に含まれる希元素鉱物を,54年以降の数年間は含ウラン鉱物を目的として探鉱と小規模な試掘が行われた。希元素鉱物の一部は小規模な漂砂鉱床をつくる。おもな採掘場は須賀川市雲水峰,石川町塩沢・和久・猫啼等。産出鉱物はジルコン・モナズ石・ゼノタイム・フェルグソナイト・サマルスキー石・石川石・ユークセナイト-ポリクレース・コルンブ石・褐れん石・りん灰ウラン石・りんウラニル石・緑柱石など多種。岐阜県苗木地方・滋賀県田上山地方と並ぶ日本三大鉱物産地の一つ。
執筆者:坂巻 幸雄
参照項目:福島長石
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

