石床(読み)イワトコ

デジタル大辞泉 「石床」の意味・読み・例文・類語

いわ‐とこ〔いは‐〕【石床/×磐床】

平たい岩。床のような形の岩。また、それがある場所
「岩が根のこごしき道の―の根延ねばへるかどに」〈・三三二九〉

いし‐どこ【石床】

石を敷きつめたようになっている河床

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精選版 日本国語大辞典 「石床」の意味・読み・例文・類語

いわ‐とこいは‥【石床・磐床】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いわどこ」とも ) 岩の表面が平らになって床のようになっている所。
    1. [初出の実例]「栲(たへ)の穂に 夜の霜降り 磐床(いはとこ)と 川の氷(ひ)(こご)り」(出典万葉集(8C後)一・七九)

せき‐しょう‥シャウ【石床】

  1. 〘 名詞 〙 石の床(とこ)。石の寝台
    1. [初出の実例]「石床洞に留りて嵐空しく払ふ、玉案林に抛ちて鳥独り啼く〈菅原文時〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔王維‐過乗如禅師蕭居士嵩丘蘭若〕

いし‐どこ【石床】

  1. 〘 名詞 〙 川などの底の、石を敷きつめたようになっている所。
    1. [初出の実例]「いにしへの穴居の民がほのぼのと相抱きけむ石床(イシドコ)ぞこれ」(出典:遠天(1941)〈吉井勇穴居のあと)

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普及版 字通 「石床」の読み・字形・画数・意味

【石床】せきしよう

石牀

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