石本水月軒(読み)いしもと すいげつけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石本水月軒」の解説

石本水月軒 いしもと-すいげつけん

1824-1877 江戸後期-明治時代木工
文政7年生まれ。出雲(いずも)(島根県)松江の人。木具屋に奉公し木工の技をみがき,名手として知られた。出雲広瀬藩主松平直諒(なおあき)に登用されてお抱え木工となり,水月軒の号をえた。堅木に精巧な細工をほどこした日用小道具に逸品をのこす。明治10年死去。54歳。本名は浪五郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android