研精(読み)ケンセイ

精選版 日本国語大辞典 「研精」の意味・読み・例文・類語

けん‐せい【研精】

  1. 〘 名詞 〙 くわしく研究すること。こまかく調べること。
    1. [初出の実例]「龍門初降化、禹穴漸研精」(出典:文華秀麗集(818)中・賦得司馬遷〈菅原清公〉)
    2. 「相公大に悦て、かきいだきかいなでて、漸(ようよう)研精(ケムセイ)せしめ給ければ」(出典北野天神縁起(鎌倉初))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐盧植伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「研精」の読み・字形・画数・意味

【研精】けんせい

くわしくしらべる。〔後漢書、盧植伝〕少(わか)くして玄と(とも)に馬融に事(つか)へ、能く古今の學にじ、を好み、句を守らず。

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