硫ゲルマン銀鉱(読み)りゅうゲルマンぎんこう

最新 地学事典 「硫ゲルマン銀鉱」の解説

りゅうゲルマンぎんこう
硫ゲルマン銀鉱

argyrodite

化学組成Ag8GeS6鉱物。硫ゲルマン銀鉱系列の鉱物。硫銀ゲルマニウム鉱とも。カンフィールド鉱と連続固溶体をつくる。直方晶系(擬立方晶系),空間群Pna21あるいはPnam, 格子定数a1.5149nm, b0.7476, c1.0589, 単位格子中4分子含む。わずかに桃色味を帯びた鋼灰色,さびて黒色,金属光沢,六面体や八面体結晶,塊状,ブドウ状。劈開なし,硬度2.5~3,比重6.29(測定値),6.32(計算値)。もろく,たたくと粉末化する。多金属鉱脈鉱床から,カンフィールド鉱・脆銀鉱輝銀鉱濃紅銀鉱などの銀鉱物や,白鉄鉱・黄鉄鉱・方鉛鉱・閃亜鉛鉱などとともに産出。ギリシア語のargurōdes(銀を含む)から命名

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 正明 青木 清水

世界大百科事典(旧版)内の硫ゲルマン銀鉱の言及

【銀鉱物】より

…銀を数%以上含む鉱物は約60種知られている。重要な銀鉱物としては,自然銀native silver Ag,輝銀鉱argentite Ag2S,角銀鉱cerargyrite AgCl,ナウマン鉱naumannite Ag2Se,安銀鉱dyscrasite Ag3Sb,ジャルパ鉱jalpaite Ag3CuS2,硫ゲルマン銀鉱argyrodite Ag8GeS6,硫シャク(錫)銀鉱canfieldite(別名,カンフィールド鉱) Ag8SnS6,ゼイ(脆)銀鉱stephanite(別名,ゼイ安銀鉱) Ag5SbS4,濃紅銀鉱pyrargyrite Ag3SbS3,淡紅銀鉱proustite Ag3AsS3,雑銀鉱polybasite(別名,輝安銅銀鉱) (Ag,Cu)16Sb2S11,ヒ(砒)雑銀鉱arsenpolybasite (Ag,Cu)16As2S11,ヘッス鉱hessite(別名,ヘッサイト,テルル銀鉱)Ag2Teなどがある。このほか四面銅鉱や方鉛鉱には銀を含むものがあり,鉱床内に多産する場合にはシルバーキャリアとして重要視される。…

※「硫ゲルマン銀鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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