硫酸水素塩(読み)リュウサンスイソエン

化学辞典 第2版 「硫酸水素塩」の解説

硫酸水素塩
リュウサンスイソエン
hydrogensulfate

MHSO4硫酸塩硫酸に溶かすと得られる.水に易溶で,水溶液は酸性を呈するものが多い.硫酸塩に比べて融点が低く,硫酸水素塩を熱すると,まず水が放出され,二硫酸塩を生じ,さらに熱するとSO3を放って硫酸塩となる.これを利用して,Al,Ti,Zr,Feのほか,塩基性金属元素のリン酸塩酸化物スラグなどの試料硫酸水素カリウムを加えて400 ℃ で融解し,水溶性の硫酸塩にかえることができる(硫酸水素塩融解).分析用融剤として用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む